M様邸 05/10/29up |
今回は住宅 M様邸のお社と鳥居の様子です。個人のお宅としては大変珍しいですね。 |
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まず大きな紙に原寸図を書きました。 |
親方がいろんな場所を見に行って
写真とってきて考えました。
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米ヒバでつくります。後ろのプレーナーという
機械で寸法より少し大きく削ります。 |
原寸図どうり墨つけしていきます。 |
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このお社はcmのさしがねで。太い線は、
ここに溝をつける事を表しています。 |
いろんな仕口のきざみです |
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土台部分です。私が組みました。 |
かなり組あがりました。屋根タルキも1本1本
こういう型に仕上げています。 |
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この扉は開けると
ギィ〜って音がする様になっています。
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105丸の集成柱で上は杉です。 |
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組あがってペンキ屋さんに色を塗ってもらいました。
赤と黄色をまぜてあります。
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お社につける懸魚。
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<完成 ・ 正面より> |
<完成 ・ 側面より> |
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新築工事をさせていただいているM様邸に取り付ける鳥居とお社です。
M様邸は代々商売をされていて、自宅にこのようなお社?お稲荷さん?があったそうです。
少し古くなっていたので、これも新築させていただきました。
前のを参考に親方が悩みながら考えました。
原寸図を書いて、それに合わせて刻みました。
すごいな〜!と感動です。ほとんどが親方作です。
職人としては、こんなやりがいがあって、うれしい仕事は全部1人で完成させたい!って思うのは普通。
私も刻みとか少し手伝ったりしたけど、やるのなら全部やりたい。。。みたいな。。。ね。
きっと屋根を葺いてくれた板金屋さんも同じなはず。
ベテランの職人さんが、早くてきれいな仕事をして、
若い職人さんは見るだけで、触れなかったんじゃないかな?
何十年か経ってこのお社が古くなって作り直すとき
またウチにお願いしていただけるように、そうして、その時は私ができるように、毎日頑張ろう。
高い意識で。
このようなすごい仕事をさせていただいて、本当に光栄です。
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