暑い夏から工事が始まりました。
施主様にも相談しながら、協力していただきながら
どこまで補強すれば安心できるのか?
もちろん予算もある。
そのなかで一番良いと思う仕事をしました。
解体しているときも
この家をずっと前に建てた時の証拠をみつけたり
大工さんのいろんな継ぎ手や仕口を見れたし
階段の手すりに遊び心も見れた。
土台を取り替えるときも
こんな柱切っても大丈夫?ジャッキは頑丈?
なんてドキドキしながらでしたがうまく耐震補強工事ができたと思います。
施主様も黒光りしてる床板を磨いたり、障子をはりかえたり・・・・
蔵から古いたんすを出してきて
「大工さん ここ直して〜〜」って。。はい。いいですよ(^^ゞ
使い慣れたまな板を、「コレけずって〜〜。」はい!
施主様の「古い物が愛おしく思えてきたっ!」という言葉が一番印象に残っています。
建て直しじゃなく修理でよかったとおもいます
工事中に私のブログを読んでくれて
「大工さんが毎日何を考えて仕事してくれてるのかよくわかる」
って言ってくれたり
私の誕生日を祝っていただいたり
嬉しいことがいっぱいあった現場でした。
長い間本当にお世話になりました。
約4ヶ月間、10時と3時に必ずお茶をだしていただいたみなさまにすごく感謝しています。
ありがとうございました。
また、なんでも言ってくださいね。 |