天理縣神分教会Part4(屋根じまい)03/8/1up |
2003/5/10、11 屋根じまい開始! |
|
|
さて、屋根タルキ打ち!角材を入れます! |
|
|
こんなタワーの足場も組みます。
つり束や力貫を入れてあります。 |
桧野地板張り |
|
|
タルキも一本一本型取りをして
手でかんな仕上げをしました!
桧の2寸5分×1寸8分の部材
(約7.58cm×5.45cm) |
大屋根が5寸5分勾配
下屋が4寸5分勾配です。
急な屋根は神殿として
”はやり”ではないそうです。 |
|
|
青く見えるのは柱の保護材(スポンジのようなもの)
柱はほとんどが化粧材なので、すべてふのりで紙巻をしてあります。 |
|
|
ここで少し、この現場のために準備した部材を(工場にて撮影) |
|
|
懸魚(げぎょ)といいます。米ヒバです。
これは、ベニア板で型を作り、専門の職人さんに彫っていただきました。 |
|
←こちらは玄関の破風(はふう)。
米ヒバです。
いろいろ形を考えて、こうなりました。
|
|
柱や破風板は、お施主様も一緒に工場(こうば)で、磨いていただきました。
この材・この建物への「思い入れ」というか、「思いやり」のようなものが、
伝わってくる感じでした。
*懸魚とは?
懸魚(げぎょ)は、神社仏閣の屋根の破風板に、取り付けた妻飾りの一種です。
*ではなぜ「魚」の文字があるのでしょう?
火に弱い木造建築である、神社や寺院を火災から守るために、火伏せの呪(まじない)として取り付けられていたようです。
懸魚は、水と縁の深い魚の形をを表しています。(実際に、魚の形をしたものも多数あります)
その懸魚を屋根にあげるということは、「水がある(水に守られている)」と考えられたのでしょうか?昔はそれだけ「火災」を恐れていたのでしょうね。
この懸魚、もちろん中国から伝わってきたようです。
>>引き続き屋根じまいの様子をお知らせします。このままどうぞ>> |